木造住宅の無料耐震診断

みなさま、昭和56年(1981)5月以前に着工した木造住宅を対象に多くの行政が無料で耐震診断を行っていることをご存知でしょうか。
旧耐震と呼ばれる基準で建てられた住宅を行政から依頼を受けた専門家である木造住宅耐震診断員が診断し、耐震性がないと判断された場合は改修や建て替えを行うことで耐震化へ導く。大規模災害時の被害軽減を図ることを目的とした事業です。
木造住宅の無料耐震診断結果によって、耐震改修や取り壊し工事を行う場合は一部補助が受けられます。
私たち㈱藤井建築空間設計のある愛知県では南海トラフ地震の影響がほぼ全域で起こりうるとされています。(震度5弱〜震度7まで)
現在、古い住宅にお住まいの方は耐震化支援について知っておいて損はありません。
特に、名古屋市では木造住宅以外にもマンションや共同住宅、多くの人が利用する建物(病院や事務所、店舗、工場など)なども対象に耐震診断や改修費用の一部助成、ブロック塀においては撤去費用の一部助成も行っています。🔗名古屋市耐震化制度のご案内
また、名古屋市以外でも各行政がわかりやすく耐震化支援のリーフレットを作っています。
気になった方は検索してみてください。
木造住宅耐震診断員
この度、塩澤も愛知県木造住宅耐震診断員として登録を受けました。
弊社の他2名はすでに個人で活動を行っております。
私はまだまだ勉強中ですが、少しでも大規模災害の被害が減らせるよう耐震化の周知をはかり、活動を行いたいと思っています。
そして温故知新。
古い建物の歴史を知り、新たな知見を得ることができたらと思っています。
さいごに。
木造住宅耐震診断員は名古屋市より派遣されるため、残念ながら塩澤は指名できません。
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